自宅でほぼ寝たきり。身寄りがなくても施設は入れる? Vol.18

相談者：

Y田様　対象者：A・S様(79歳、要介護4)

Ｑ

身寄りがない方のこ相談
猛暑の8月初旬、ケァマネージャーのY田様から、東京江戸川区在住A・S様、79歳について相談を受けました。

「A・S様は、エアコンのスイッチを冷房と暖房を間違えて押すことが何度もあり、救急車に運ばれることも一度や二度ではありません。
食も細く、必要に応じて点滴をしています。年金の支給額は一ヵ月15万円位です。実は、A・S様は身寄りがないのですが入居できる施設はありますか?」

Ａ

当館にすべておまかせを
には身元保証人(身元引受人)を用意しないと入居できない施設がほとんどです。
なぜなら、ご逝去された際のご葬儀や遺品の整理、役所関係の書類の手続きなど、老人ホームが費用を立て替えても請求することができなくなり、その結果赤字となってしまうからです。
Y田様に詳しくお話を伺うと
●介護をきちんとしてくれれば、場所にはこだわりがない
●蓄えも少ないので、年金でまかなえるところを希望
●お尻に少し床ずれがある
●身寄りがない
●医療的な対応もできるところといったご希望でした。

さらに、A・S様の出身地や以前のお仕事、趣味嗜好などできるかぎりの情報をいただき、神奈川県海老名市の施設をご案内しました。こちらは、A・S様の趣味であった囲碁と将棋を楽しんでいる方が大勢いらっしゃること、過去にA・S様が近隣の厚木市に住んでいたことがあり、丹沢山系の景色に思い出があること、年金の範囲内で暮らせることと、希望条件にほぼ合致しました。

また、最大の懸案事項である「身寄りがいない」という点は社団法人の身元保証サービスを紹介させて頂き、無事問題解決いたしました。併せて、江戸川区から海老名市に来られる際の「介護タクシー」の手配、お引越しの手配もいたしました。

このように、有料老人ホーム情報館では、ご本人様のクオリティ・オブ・ライフ(一人ひとりの人生の内容の質や社会的にみた生活の質。どれだけ人間らしい生活や自分らしい生活を送り、人生的な幸福を見出しているかを尺度としてとらえる概念)と、ご家族様のご希望にできるかぎり応えられるように施設選びのお手伝いをしております。(D・O)

相 談 事 例

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