退院を迫られ、大至急、施設をさがしたい。　Vol.10

相談者：

Ａさん　対象者：父（76歳）介護度：3

Ｑ

退院後の既設を大至急探したい
父親が自宅で転倒し右足骨折で入院しました。前立腺肥大があり、バルーンを入れています。
ただ、認知症があり、バルーンを嫌がって取ろうとするためミトンを着けています。骨折は手術が成功し、ふらつきはあるものの歩けるように回復しましたが、転倒の危険性があります。

本人はその認識がなく、歩こうとします。病院からは治療の必要がなくなったうえ、認知症が進んでいるため1週間後の退院を迫られています。
とにかく急いで入居できる施設を探して下さい。入居金はあまり出せません。
月々の支払いはすべて込みで却万円以下が理想です。
場所は少しくらい遠くても構いません。
このような条件ですぐに受け入れていただける施設はありますか?

Ａ

早目の入居は診療情報が必須
施設はホテルとは違いますので、空室があってもすぐのご入居はできません。
施設には、お元気な方から寝たきりの方、認知症の方、医療行為のある方など色々とご事情を抱えた方々が暮らしています。

新たに入居される方にも、健康診断書・診療情報提供書によって傷荊名や既往歴、どのようなお薬を服用しているか、感染症が無いかなどをチェックする入居検討会が聞かれて、しっかりとお世話が出来るかどうかを判断して入居の可否を決定します。

そこで、今回のご相談者である息子さんには、まずはお父様の診療情報を入手するようにアドバイスしました。
当方では、バルーンや認知症でも入居が可能、比較的低価格である施設に連絡を取り、早期の受け入れが可能との事でしたので、翌朝パンフレットを持参してご自宅を訪ね、説明を致しました。
お急ぎでしたので、まずは1施設ご紹介しました。

当日のうちに、診療情報を持参し、施設を昆学されました。
ご見学後、「大変満足しました。急ぎの中、良い施設を紹介して頂きありがとうございます。
ひとまず安心できます」と息子さんから連絡をいただきました。

私たち相談員は複数の施設をむやみに紹介するのではなく、お客様のニーズやご要望、状況から吟味したうえで、スピーディかつスムーズに最適な施設を提案することが大切だと思っています。
今回のご相談者ですが、お父様は1週間後に無事に入居されました。

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