日常的な医療措置（経管栄養）が必要だが、退院を迫られている　Vol.4

相談者：

Ａさん　対象者：実父（同居）要介護認定：介護３

Ｑ

日常的な医療措置（経管栄養）が必要だが、退院を迫られている
本年の夏に実父が肺炎になり、入院しました。病院から入院期間は３カ月までと伝えられ、以後は退院しなければなりません。
転院を考え、受け入れてくれるところを探したのですが、どこもこの容態では入院できないと言われてしまいました。

実父の身体状況は、口腔での食事の摂取が難しくなり、経管栄養での胃ろうを行っております。
入院先の病院からは、自宅で療養することが可能だと言われたのですが、家業があり、仕事をしながら在宅で面倒を見るのは難しく、病院に代わり受け入れてくれる施設があればと、相談いたしました。

このような身体状況なのですが、老人ホームや介護施設に入居することは可能でしょうか？
行き先が決まらないので、毎日が不安で仕方ありません。

Ａ

ご安心下さい。入居は可能です。
昨今増加しているケース
近年の厚生労働省による医療費削減の影響で、入院日数が短縮される傾向があります。

そこで病院側も入院日数を制限するようになり、このような相談が多くなっております。確かに病院の方が言うように、経管栄養での胃ろうであれば、在宅介護（療養）も可能ではあります。
しかし、Aさんのような諸事情を持ち、老人ホームへの入居を検討されるケースが多くなっているのが現状です。

ケースの応じて相談を
多くの老人ホームで胃ろう行為が必要な方を受け入られるような体制づくりをしておりますが、その他に、痰の吸引や認知症等がありますと、受け入れてくれるホームは限られてきます。

ホームの立場からすれば、介護職員の人数が限られていることと、医療行為を行う必要性があるため、｢医療資格のある看護師のいる時間帯だけであれば対応可能」としか言わざるを得ないのが現実です。

受け入れを検討するにあたっては、ご本人の面積および個々の診療情報の内容を検討した上で、入居できるか否かを判断いたします。
ご家族様が望まれている、全ての条件をクリアするホームは限られてはますが、」入居できるホームはありますのでご安心ください。

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